開催日時・場所
日時 | 2016年9月10日(土) 10時30分〜17時30分 |
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場所 | 南山大学 名古屋キャンパスS棟(講義棟)5階S55教室 |
〒466-8673 名古屋市昭和区山里町18 (アクセス詳細) | |
キャンパス内,建物内の詳細については,MSCS 2016 での案内で申し訳ございませんが, | |
こちらをご参照ください.S棟5階のS55教室になります. | |
参加費 | 無料 |
翌日から(9月11日〜9月12日)計測自動制御学会 制御部門 制御理論部会主催による制御理論合宿が名古屋市内(別会場)で行われます.
プログラム
10:30〜12:00
中村 文一(東京理科大学)
層と局所半凹関数を用いた不連続制御系設計
要旨:本講演では,代数幾何学などで用いられる層と,微分不可能関数の中で特に取り扱いが容易な局所半凹関数の制御理論への応用を紹介する. はじめに,層の概要を説明し,層の定義より層上の制御系を一意に定めることができることを示す.さらに,局所リプシッツ連続関数の中でも特に関数解析が容易な局所半凹関数を紹介する.また,層上の制御リヤプノフ関数を底空間上に射影したものが局所半凹制御リヤプノフ関数となることを利用した最小射影法を紹介する.最後に,最小射影法を利用した時変制御則の時不変化について紹介する.
13:30〜15:00
坂本 登(南山大学)
非線形最適制御に対する安定多様体法 -ビギナーズガイド-
要旨:本講演では,近年開発中の安定多様体法について,具体例を交えながら,基礎理論から実システム適用までを概観する.
15:20〜16:20
大畠 明(株式会社テクノバ)
自動車エンジン制御のベンチマーク問題
要旨:内燃エンジンは当面の間,自動車のエナジーソースであることには異論はないどろう.しかし,自動車エンジンの制御は非常に最適化が進んでいるので,何かの改善をしょうとすると,制約管理の問題に遭遇する.そこで,エンジンの正常運転と異常運転の境界を同定すること,および,その同定結果に基づき制御することが極めて重要である.ここでは,内燃エンジンの境界管理に関する制御研究を促進するためのベンチマーク問題を紹介する.
16:30〜17:30
湯野 剛史(九州大学)
計算機代数学を利用した不等式拘束条件下における制御器設計
要旨:SICE・JSAEベンチマーク問題の第4問では,いわゆる境界近傍制御が課題として挙げられている.これは非線形システムの不等式拘束条件下における最適制御に他ならない.本発表では,計算機代数学の知見を利用した,不等式拘束条件下における制御器設計手法について述べる.これにより,不等式拘束を満足する制御器を,その自由度も込めてシンボリックに計算できる可能性がある.
申し込み・問い合わせ先
本研究会への参加申し込み,およびお問い合わせは下記までお願いいたします.
tsubakino (at) nuae.nagoya-u.ac.jp ← (at) は @ に変更してください.